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【上勝町】山あいの”ごみゼロ“のまちに 古民家ジェラート店を発見!

2025.02.01

徳島ならではのジェラートで心と体にエネルギーチャージ!

徳島の山あいのまちに、素敵なジェラート店ができたらしい。そんなウワサを聞いてトリンドルさんが向かったのは、徳島市から車で約1時間の上勝町。ごみゼロを掲げた「ゼロ・ウェイスト宣言」で世界から注目されるまちだ。東京から移住してきた石川翔さん、美緒さん夫妻は2 0 2 4年、この地にクラフトジェラート店〈TONPUKU〉をオープンさせた。古民家を改装した店舗には、クロモジ、イタドリ、ゆこう…… と耳慣れないフレーバー名のジェラートがずらりと並ぶ。

興味津々のトリンドルさんに、「ゆこうは徳島だけで採れる柑橘。僕らはみかん農家なので、自分たちが育てた柑橘や、地元の農家さんがつくった季節の果実をつかっています」と翔さん。美緒さんは、「地元の方が『これもつかえるんとちゃう?』と持ってきてくれる地域の食材も積極的に取り入れているんです」と語る。そんななかからトリンドルさんが選んだのは、蓮の廃棄花をつかった「蓮の花と桃」と「ゆこう」のフレーバー。口にした瞬間、「おいしい〜!」と歓声をあげたトリンドルさん。「ほどよい酸味と苦み、やさしい甘さが絶妙! 最高のジェラートと気持ちいい山の景色に、なんだか元気をもらえた気がする」。石川さん夫妻の「店名の由来は”頓服する“から。活力を与えられる場所になれたら」という言葉どおり、心も体も満たされたみたい。

石川翔さん、美緒さん:ともに関東出身。結婚を機に2016年、勝浦郡勝浦町に移住。同町でみかん農家をしながら、1 日1 組限定の宿や、同郡上勝町でクラフトアイスクリームとジェラートの店〈TONPUKU 〉を営む。

 

移住者インタビュー

上勝町・勝浦町× 石川翔さん、美緒さん

東京から移り住んで挑戦したみかん農家、宿、ジェラート店

映像会社で働いていた石川翔さんと芸能事務所で広報を務めていた美緒さん。東京でバリバリと働いていた2人だが、結婚を機に「自分たちの手で自身の仕事をつくり出したい」と移住を決意。”温暖な土地“を条件に移住先を探していたところ、ふらりと立ち寄った「四国移住フェア」で出合ったのが勝浦町だった。「みかん農家を継ぐ人を募っていて、移住すれば家も畑も手に入るところが魅力的だなと訪ねてみることに。徳島にはこれまで縁がなかったんですが、まちと海や山、川が近いなど自然が豊かで景色もいい。実際に家を見たらここで宿をするイメージがふくらんで、『おもしろいことができそう』と感じ、移住を決めました」と翔さん。

そして2 0 1 6 年に勝浦町へ移住。農業ははじめてだったが「地域の人たちが助けてくれて。いつもほどよい距離で見守ってくれていると感じます。徳島は、人がとってもあたたかい」( 翔さん)。みかん農家をしながら宿の運営やテントサウナ、DIYのワークショップなど、「ずっと自分たちがおもしろいと思うことをしていきたい」とさまざまなことにチャレンジしている2人は、2024年、上勝町に〈TONPUKU〉を開店した。「移住してから知り合った仲間にアドバイスをもらいながら立ち上げました。徳島では誰かに声を掛けるとまた誰かにつながって、輪がすぐ広がっていくんです」( 美緒さん)

夏には目の前を流れる勝浦川で遊んだり、エスニック料理店がないならば自分でスパイスを集めてつくってみたり……東京にいたころと生活スタイルは一変したとか。「いまは地域のお母さんたちにこの土地ならではの食文化を教えてもらうことが楽しい」と話す美緒さん。2人の徳島暮らしはとても充実しているようだ。

※移住ハンドブック「旅する、暮らす、徳島県。」 より一部記事を転載しています。

「旅する、暮らす、徳島県。」 発行:徳島県/制作:講談社『FRaU 』編集部

Contents

WEB公開!移住ハンドブック「旅する、暮らす、徳島県。」~ダイジェスト版~

<トリンドル玲奈さんと、徳島を旅する>

 【上勝町】山あいの”ごみゼロ“のまちに 古民家ジェラート店を発見!

 【美馬市】築1 5 0 年の古民家に個性豊かなショップが集う

 【海陽町】サーファーのまちを拠点にサステナブルな藍を発信

<ふだんづかいのとくしま>

<徳島ってこんなところ>

<移住者たちのリアルな声を聞いてみよう>