那賀町で活動する地域おこし協力隊活動紹介!!
吉田 洋 さん 新潟県糸魚川市出身 2019年4月着任
ツキノワグマの獣害対策について大学院博士課程で学び、山梨県で研究活動を行った後、島根県と徳島県で獣害対策の専門員に。獣害対策のスペシャリストである吉田さんが那賀町で地域おこし協力隊になったのは、人手不足のジビエ用解体施設の運営にスカウトされたのがきっかけ。現在、那賀町の鷲敷地区と相生地区を中心に獣害対策に取り組んでいます。
吉田さんの日課は自分が仕掛けた箱罠のチェック。餌は箱罠の中だけに置くと、警戒心が高まり、捕まえにくいため箱罠の周りにも置いて、徐々に近づけていくのがポイント。周りに置いた餌の食べ方を見れば、どの動物がどれだけいるかがわかるといいます。
地元の猟友会と連携して猿の対策のためにモンキードックを育成中で、あまり人を怖がらない猿も何度も犬に追い払らわれると、人里に降りてこないようになるそうです。
猿対策は並行して捕獲した猿に発信機をつけて、群れの位置の特定も行っています。特にメス猿は新たに群れを作らず、同じ群れで一生を過ごすため、メスの捕獲に力を入れているそうです。
また「ジビエカー」と呼ばれる止め刺しした食肉用動物を解体施設まで運搬する保冷車の運営も行っている吉田さん。猟師さんから連絡が入ると、罠にかかった動物の止め刺しを行い、ジビエカーで解体施設へ運び、解体まで一人で行います。解体した食肉は四季美谷温泉で提供していますので、ぜひ食べてみてください。
協力隊任期終了後も自身で起業された、『合同会社獣害対策研究所』の事業として徳島県の獣害対策を継続して取り組む予定とのこと。獣害で悩んでいる人は吉田さんに相談してみては?
合同会社獣害対策研究所
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吉田さんInstagram
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