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徳島の輝く企業PR事業 【西精工】さんを取材してきました!

2025.02.03

こんにちは!

徳島大学 4年のトワです。

徳島の輝く企業 PR 事業とは?

徳島で住み続けたい・徳島へ移住したいと思っても、出来ない理由としてよく挙げられるのは「仕事」の悩みです。

「自分自身のスキルを活かしたい」「柔軟な働き方をしたい」「自由に自分のしたいことに挑戦したい」などと思っても良い働き場所を見つけることが出来ないと困る人が多いです。

そこで、今年度のとくしま若者回帰飛躍プロジェクトでは、若者回帰アンバサダーが徳島県内の企業を訪問し、「働きやすさ」や「働きがい」について直接取材して、徳島の企業の魅力を発信します!

「西 精工株式会社」さんを取材してきました!

今回は、徳島市に1ヶ所、阿波市土成町内に2 ヶ所の工場を構える『西 精工株式会社』さんを取材に行ってきました。

      

同社はナットを中心とした付加価値の高い金属パーツの製造・販売を手掛けており、自動車・家電・住宅設備機械・建設機械・ゲーム機といった私たちの生活に欠かせない様々な製品に使用されています。

そんな同社の強みのひとつは「ナットを製造するための金型を内製化している」ということ!

通常、金型の設計にはかなりのノウハウが必要とされ、外注することも珍しくありません。同社ではものづくりへの強いこだわりとお客様のニーズにできる限りお応えしたいという一心で、金型の設計から製造、加工までを一貫して行える体制を整えています。

西 精工株式会社の『創業の精神』のひとつ 「家族愛の精神」

「社員は大事な家族と一緒」。家族愛の精神には、家族(社員)一人ひとりの幸せを追求したいとの想いが込められています。そんな社員が仕事をする上での幸せを測るものさしの一つが「働きがい」です。そのための働きやすい職場環境を整備しています。

同社では、仕事と家庭の両立支援を掲げており、短時間勤務制度や時差出勤など柔軟な働き方を導入しています。育休取得に関しても女性社員だけでなく、男性社員にも取得を推進。これらの取り組みが認められ、平成 21 年 10 月に『くるみんマーク』、平成29年9月に「プラチナくるみん」の認定を受けました。

そのほか、ただ一概に働きやすさといっても勤務体系だけに目を向ければ良いわけではありません。同社では家族参加が可能な様々な社内イベントを開催。イベントを通して親睦を深めると同時に相手を思いやる気持ちを形成します。また始業直後に各部署で毎朝 1 時間行う朝礼では円滑なコミュニケーションで若手でも意見を言いやすい社内環境を整えています。

今回は、西 精工で活躍する若手社員・女性社員・U ターンをされた社員 3名の方にお話を伺いました。

幾田祐樹さん(製造部工務課工作係 係長 / U ターンにて2015 年入社)

Q1. 働きがいを感じる瞬間を教えてください

「達成感」と「結果が目で見られること」の2つです。以前、勤めていた製造業の会社では個人ワークが多く、とにかく自己スキルを向上させて、己の腕一本で勝負していくような傾向にあったのですが、西 精工は真逆。チームワークに重きを置いた会社です。

様々な部署・係がありますが、各チームで一丸となり製品作りと噴出する課題に取り組みます。ああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら課題解決に向かうプロセスも含めて、解決した時の達成感は何にも代え難い特別な瞬間ですし、なによりチームメイトの喜んでいる姿を見られるのが働きがいであり、やりがいでもあります。

また、私たちの製造するファインパーツの多くが自動車部品として使われています。実際に車の一部として使われているパーツを直接見ることは出来ないけど、走っている車を見るだけで自動車業界の役に立てているんだなと嬉しくなりますし、やりがいを感じますね。

Q2. 働きやすさについてどう感じますか?

男性・女性関係なく、子育てに注力している社員が多いなと感じます。私自身も西 精工に入社してから、子どもの参観日に行くようになりました。自分が家族にかけられる時間が増えたからこそ、子どもに熱があって…と相談があればすぐ帰ってもらうようにしています。

仕事は他の人でカバーできるけど、親の役目はその人にしか果たせませんから。

西 精工は仕事だけでなく、プライベートな相談までリーダーへ気軽に何でも言いやすい環境が整備されているなと感じます。

Q3. ご自身のU ターン経験も踏まえて求職者へメッセージを

徳島県って田舎で世間も狭いし、あまり好きじゃないという人も多いのではないでしょうか。私も学生時代はそうでした。絶対都会の方が刺激的で、人としての厚みも出るはず!と思って県外へ出ましたが、いざ帰省すると不思議と心が落ち着くし、徳島県にはたくさんの会社があるんだとわかり、当時のリサーチ不足を思い知りました。

西 精工に関しては県外に拠点を持っていないけれど、創っている製品は世界中で使われている。そんな世界展開をする会社が徳島県にもあるんだってことを知ってもらいたいです。そして、皆さんが生まれ育った徳島県に改めて目を向けて、働いてみたい会社の候補の一つに西 精工が入っていたら嬉しいなと思います。

谷西真理子さん(製造部工務課工作係 / 1998 年入社、これまで 3 度の育児休暇を取得)

Q1. 働きがいを感じる瞬間を教えてください

幾田係長と重複しますが「達成感」です。

仕事をする上で企業によってはマニュアルがあったり、「こうしなさい」とリーダーに指示されることもあるかと思います。西 精工では単に指示されたことをこなすのではな く、個人に一任してくれます。相手が若い社員であれば「どうしたら良いと思う?」と個人の考えをとことん傾聴し、尊重してくれるので、課題解決のための知識・スキルを身につけることが出来ます。トライアンドエラーを繰り返し、先輩に相談もしながら試行錯誤し、仲間と一緒に課題を解決した時の達成感も大きいです。この瞬間をまた噛み締めるために次も頑張ろうと思えます!

Q2. 女性従業員の働きやすさについて教えてください

入社当初は、この土成第1工場は女性がほとんどおらず、ごく一部に製品の 検査を担当する女性がいる程度でした。「現場=男」を絵に描いたような職場でしたが、今は女性社員も多く働いています。『プラチナくるみん』の認定を筆頭に育児制度がしっかり見直されました。女性社員の数も全社員 240 人少々のうち 50 人程度と割合も増加傾向です。育児休暇を取得しやすい環境が整備されています。

Q3. 育児休暇から復帰する際に不安はありましたか?

全くありませんでした。というのも、私の場合は育休中でも月に一度は育休の手続きの関係で会社に来るようにしていました。その時に子どもの面倒も見てもらいつつ、仕事の変化点などを係のメンバーから聞いていたので、会社の変化に取り残されることなく、すんなりと復帰することが出来ました。身体が慣れるのには少し時間がかかりましたけど(笑)。

Q4. 製造業を検討している女性求職者にメッセージを

入社前は就職直後のギャップや女性ならではの不安など、懸念されることも多いかと思いますが、安心してください。先輩社員の皆さんが積極的に声をかけてくれますし、会社行事も多いので、自然と溶け込んでいけるのではと思います。

また、状況にもよりますが、育児休暇からの復職の際に部署異動がなく、元いたチームに戻れるので安心して制度を利用できます。

西 精工は仕事と子育ての両立や、正面から向き合いたい方にオススメです。

胡桃稜河さん(製造部製造一課成型 1 係 / 2020 年入社)

Q1. 入社のきっかけと入社前後のギャップについて教えてください

まず西 精工を知ったのは、高校の求人票です。幼少期から工作が好きだったこともあって目に留まりました。担任の先生にどんな会社か尋ねると「あいさつがすごい会社だよ」と。一体どうすごいのかと一気に興味が湧いてきました。なんとなく製造と聞くと、淡々とライン作業をすることが多いからか、口数の少ない方が多いイメージがありました。

いざ、会社見学に足を運んでみると、僕の凝り固まったイメージが音を立てて崩壊するのが分かりました。確かにすれ違う度にあいさつをしてくれたのですが、何より驚いたのは皆さん笑顔だったこと。僕のイメージとは全く違った光景だったので。そんな笑顔を見て、この会社だったら楽しく仕事が出来そうだ、と確信が持てたのが入社のきっかけです。

また、西 精工は工場内が常に綺麗なのも特徴だと思います。工場見学の時にも驚きましたが、実際に入社してみて、働く場所が綺麗だと気持ちも晴れやかな状態で仕事が出来ているなと思います。

Q2. 入社後の研修について教えてください

入社後、まずは座学で西 精工がどんな会社なのか、扱っている商品などを学びます。その後、現場研修として工程を一つずつ経験し、6月1日に係へ正式配属となります。

Q3. 今年で入社4 年目。成長を感じる場面はありますか?

視野が広くなったように思います。

また、同じチームで働く仲間のことがわかるようになってきたと感じます。1 年目の時は仕事を覚えることに必死で時間にも心にも余裕がありませんでした。多くの先輩方に迷惑を掛けてしまいましたが、進捗を頻繁に気にかけていただいたおかげで今では周りを見て、考えながら仕事ができるようになりました。

Q4. 将来のビジョンはありますか?

班長やリーダーなどの役職に就きたいです。そして僕が新人の時に先輩方が関わってくださったように、後輩社員が不安を感じることなく、会社に来るのが楽しいと思ってもらえる。そんな楽しい職場環境を作れる存在になれるよう頑張ります!

感想

今回西 精工さんを取材させていただき、社員さん同士がお互いを尊重し合い、仕事に誇りをもって働く社風が魅力的でした。インタビューをさせて頂いている際の社員さんの明るい表情がとても印象的で、社員一人ひとりがやりがいを感じながら働いてることを感じました。それが実現できている背景には、西 精工さんの職場には働きやすさがあるのだと思います。

自動車・家電・住宅設備機械・建設機械・ゲーム機といった私たちの生活に欠かせない様々な製品のパーツを製造している西 精工さん。普段見ることのできない工場内や製造の過程を知ることができ、とても勉強になりました!

投稿者:トワ

2002年生まれ、沖縄県出身の徳島大学生。
趣味はドラマ鑑賞と料理。大学入学後、YouTubeにどハマり!映像制作にも興味がある。徳島の好きなところはカフェがいっぱいあるところ!休みの日には、おしゃれで美味しいカフェを探すのが最近のマイブーム!大学4年間で徳島の魅力を体感&発信したい!