ワカモノが見る徳島

AWAIRO

若者取材ツアーに行ってきました!(1日目 美馬・三好)~藤原 秀太さん編~

2023.02.20

1. 株式会社河野メリクロン

株式会社河野メリクロンは、創業して約50年近くになるランやシンビジウムの種苗を行っており約30年前から花を原材料とした化粧品や石鹸、育毛剤なども製造、販売をしている。また、観光施設である世界最高級の洋ランが年中満開の状態で展示がされているあんみつ館を運営しており現在は新型コロナウイルスの影響で営業を中止しているが軽食が食べられる施設などもある。
地元企業の魅力を発信するために通信販売に力を入れており北海道から沖縄まで様々なところから注文が来ているそうだ。
これからも、地元に愛される企業として頑張ってもらいたい。

2. うだつをいける

脇町ある藍商左直吉田屋住宅・あんみつ館で、日本はもとより世界各地で活動している華道家で美馬市の観光大使である假屋崎省吾が手掛けた華道展「うだつをいける」が今年度も開催され、我々も足を運んだ。今回は、15回目の開催であり今年は假屋崎省吾の華道歴40年記念の年でもある。自分は特に藍商左直吉田屋住宅の展示に感銘を受けた。シンビジウムをはじめとする、花や樹木、柑橘などが藍商左直吉田屋住宅の歴史的雰囲気とマッチした展示が美しく目を奪われた。ぜひ假屋崎省吾の手によって彩られたうだつの町並みに足を運んでもらいたい。

3. 藍染工房

徳島県といえば、阿波踊りや鳴門の渦潮の他藍染が有名である。脇町のうだつの町並みの中に藍染を体験できる「藍染工房」がある。徳島は藍染めの元となる藍染料、スクモづくりの本場として現在もその伝統が引き継がれ、藍染工房ではその?を使い科学染料を使用しない灰汁などを入れる「天然灰汁発酵建て」という昔ながらの製法で作った染料を使って藍染体験を行っている。自分が一番驚きを感じたことは、最初は藍色でないということだ。
染料に付けた最初は茶色のような色をしているがつけていくたびに藍色になり最後水できれいに洗い流せばきれいな藍色が出てくる。徳島だからこそできる体験なのでうだつの町並みに来た際はぜひ体験してもらいたい。

4. 真鍋屋

古い古民家を改装し、新たに地域交流拠点として生まれ変わった施設がある。それは三好市にある「真鍋屋」である。この施設は移住者をサポートするお試し住宅などの機能ややカフェ・レストランやシェアオフィスなど地域の方も気軽に利用できる機能があり、移住者と地域住民の交流の中心になる施設である。実際に取材に伺った際も中学生のカップルから高齢者までの幅広い世代の地元住民が利用しており地元住民に愛されている場所だと知った。
三好に移住したいと考えている人にはお試し住宅の他移住者支援窓口やお試しオフィスもあり、なにより地元の方が相談に乗ってくれサポートをしてくれるので気軽に立ち寄ってもらいたい。

5. DIYA

DIYAというブランドをご存じだろうか。DIYAとは農作物を荒らすシカの革を藍で染め、その青いシカ革から財布や小物などに製品化している、映画「祖谷物語―おくのひとー」を制作した映画監督 蔦 哲一朗が立ち上げたブランドである。
農作物を荒らす野生鳥獣を駆除した後、十分に活用されていないことが大きな問題となっており、蔦 哲一朗が祖谷物語を制作していた際地元の住民と獣たちの戦いを目の当たりにし、深刻な鳥獣被害、里山の現状を知るきっかけとなれるよう、DIYAプロジェクトを立ち上げた。真鍋屋の近くの店でも販売しているのでぜひ立ち寄ってもらいたい。

6. ウマバ・スクールコテージ

ウマバ・スクールコテージは過疎化を象徴する廃校をリノベーションした施設であり地元出身の大学生が、若者が集える場所を作りたいという思いから生まれた施設である。
この施設は、団体に施設まるごと貸し出しを行っており、学校のゼミ合宿や企業研修、ワーケーションなどの利用されており、最近は体育館を利用したサバイバルゲームが行われた。
この施設はホテルのように充実したサービスは無いし、施設内に常在のスタッフもいないので様々な面でセルフサービスとなっている。だからこそ今までにない体験や発見ができると思う。家族連れも多く来ているので機会があれば宿泊してもらいたい。

投稿者:★若者取材ツアー

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