1. 河野メリクロンあんみつ館
徳島から全国へ最高級の花と元気を送る場所だった。
徳島創業してから50年以上場所を変えずにシンビジウムとともに成長してきたという。通信販売を行うことで発売場所にこだわる必要がなく、長年地域とも連携して活動してきた分、どんな場所よりも活動しやすい環境となっていた。
近年の自粛生活により、家庭に明かりを灯すシンビジウムは売れやすくなったこともあったが、物価高で生活必需品と比べ大変な面もあったそうだ。
これは後日談とはなるのですが、資料と一緒に入っていた入浴剤等を使わせて頂いたのですが、どれも肌なじみがよく、香りもよかったのでとても使いやすかった。
あんみつ館に入ると様々な蘭画お出迎え。 今年の干支である兎の絵もかわいい。 |
ピンク・白・黄・赤・緑などからなる カラフルなシンビジウムが見ることができる。 |
あんみつ館にあった假屋崎さんの作品。 多くのシンビジウムと着色角材でとても壮大であった |
蘭の保湿成分「シンビジウム全草エキス」配合の 入浴剤 “薬用入浴剤 らんのゆ 花の香り”。 入れば肌がすべすべに。 |
2. 藍商佐直 吉田家住宅
歴史的建物の当時の趣に新たな命が宿る場所だった。
江戸から明治頃の建物で中庭を囲むようにして造られた市指定の文化財で中にも仕掛け付きのタンスなど当時の暮らしを感じることができた。
今回伺ったときは丁度華道家の假屋崎省吾さんによる「うだつをいける」という華道展があった。建物の雰囲気に合わせつつも、豪快で華やかな作品の数々でその中でも私が特に気に入ったのが中庭の作品だ。この日は生憎の雨で外は薄暗くなっていたがここは、外の作品だったが明るく雨に負けないところが、雨も一つの動きある作品の一部となり、近くにあった鎖樋を雫が滴り落ちる音も一緒に楽しむことができた。
また、吉田家住宅の近くにある藍染の体験も行った。私自身過去に何度か藍染経験があったため今回は道具に頼らないむらくも染めに挑戦しました。これは完成するまで一体どのような模様になるか想像しにくく、丁寧にヒダを集めて後はきれいになるよう願いながら作業を進めた。結果、様々なところで濃淡ができ、きれいに作ることができた。
その後、うだつの町並みを歩くと美しい漆喰塗された建物が続き、当時の“エモさ”を感じる看板や周りに配慮された図書館や工房を見ることができた。
第15回目となった“うだつをいける”。 1月8日から2月26日まで行われた。 |
むらくも染めで染めたハンカチ。 中心部分を軸に平らに集めるようにして制作した。 |
中庭に光に照らされている作品。 外の空気によって見え方が 変わるだろう。 |
一つの部屋に天井いっぱいの作品。 ここは住宅に入らなくても見える位置に 存在している。 でもこれを見ることでなかには入ってみたくなる。 |
明治から昭和を感じられる 街並み。 当時使用された看板など |
3. 三好市地域交流拠点施設 真鍋屋
ここは町の人に長年愛さられてきた『旧真鍋家』を、生まれ変わらせてまた新たな町の人に愛されている場所だった。
年齢等様々な人からの意見に臨機応変に対応していく点に関心を抱いた。
施設全体を通して木造の温かみのある空間で、そのうちの一つで食堂である『MINDEキッチン』では、店員と客がとても親しく関わり、まさに親戚のように感じました。その他でもフリースペースやお試しで住居からオフィスまでのびのびと活動できる場がいくつもあり、何度も利用したくなる夢が詰まった場所だった。
近くでのイベントなどの告知が書いてある ポスターが張られた掲示板。 どれも目立って気になるようなポスターの数々だ。 |
中庭を囲むように様々な施設が集まっている真鍋屋。 夜でも明るくなるようにかわいいLEDも飾られている。 |
若者の声を聴いて居酒屋になった移住者支援窓口。 若者の声を聴いてできたそうだ。 |
木のぬくもりが感じられるお試し住居。 移住したい人が気軽に体験できる。 |
4. ウマバ・スクールコテージ
ここは学校があった場所を新しくして、子供に限らず誰でも唯一無二の学びを得ることができるように変化した場所だった。
多くの人が宿泊できる部屋を確保され、実際に企業の社員が団体で参加し、新鮮な環境や人間関係、体験を通して問題の解決をしたり、新たなアイデアを生み出したりして企業成長に繋げているとお聞きしました。逆に様々な考えや職種を持つ人に来てもらうことでコテージや地域もさらに発展を遂げることができるいわゆるWin Winの関係であり、もともと学校だった所の規模がここまでも壮大なものにできるということに考え深くなった。
キッチンが備え付けられた食堂。 お弁当作りやBBQの準備を行うことができる。 |
天井の高い体育館。ここで球技スポーツや サバゲなどのレクリエーションを行える。 |
自然を見渡せるテラス。ここでBBQやティータイムなど ゆっくりリラックスすることができる。 テント式のサウナもできるそうだ。 |
コロナが比較的落ち着き、様々なイベントへの参加させていただいていて、その一つとして学校の案内より今回参加させていただきました。普通に行くだけでは知れないこともインタビュー等で知ることができ、徳島をさらにふるさととして親しみやすく自慢できるものへとなりました。校内では到底学べないことを得ました。私は、あと2年ほどで阿南高専を卒業し、就職しようと考えています。まだどこへ就職するかは未定ですが、もし県外へ就職してもまだ知らない徳島を知りにふるさとへ帰って今回のように回りたいと思いました。
今回は素敵な機会をありがとうございました。また、何かでご縁がありましたらよろしくお願いします。
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