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仕事子育て徳島で輝く女性徳島市

エリアがまとまっているから、仕事と家庭のバランスを取りやすい(移住者インタビュー)

2025.02.05

会社員(阿波銀行)
岡部 麗さん

徳島県徳島市に本店を置く、明治29年創業の阿波銀行。岡部さんは、株式や投資信託などの金融商品を取り扱うアセットコンサルティング部で経営役を務めています。

徳島県徳島市生まれ。父の仕事の都合で神奈川県横浜市に住んでいた時期もありつつ、高校卒業までを徳島県で過ごし、大学進学を機に上京しました。卒業後は、外資系の資産運用会社3社で営業として勤務。結婚・出産を経て、徳島にUターンしました。

Uターンするまでの6年ほどは専業主婦だった岡部さん。「前職の経験を活かせる場所に」と、阿波銀行に中途入行しました。

仕事と子育ての両立に奔走するなか、入行して3年目になるタイミングで発表されたのが、野村證券との業務提携。当時は全国的にも前例がほとんどないことで、そこから約2年の準備期間は怒涛の日々だったそう。しかし、そこで前職で培った経験を最大限発揮できたことが、さらなるキャリアアップに繋がりました。

現在は、営業担当者のサポートを中心に担当。スキルアップのための研修を開催したり、お客さまに向けた資産形成セミナーを企画運営したりと、現場の担当者が必要とするものを準備する役割です。

「近年のNISAの拡充などを受けて、私自身もセミナーの講師として一般のお客さまと接する機会も増えています。資産運用会社時代と比べると業務がバラエティに富んでいて、裁量の幅も広がってすごく充実しています」。

「地方都市で暮らす大きな魅力は、仕事と生活のエリアが同じであること。家庭と仕事のバランスを取りたい人にはすごくおすすめの環境です」と岡部さん。

「東京は住むエリアと働くエリアが遠く離れていて、その間を満員電車に乗って通勤しないといけない。でも徳島だと家と職場が近く、車で移動できるので、物理的・時間的なロスが少なくて済んでいます。時間休を取れば、日中子どもの参観日や個人懇談に行けるのも、ここならではの強みです」。

子育て中の女性職員が多い阿波銀行。同僚と、過ごしやすい公園や雨の日のお出かけスポット、入園入学準備などの情報交換を行うことも。地域の中で働くことのよさを実感しています。

Uターン時に1歳と3歳だった子どもたちは小学生に。東京と徳島で、物や情報の格差はほとんど感じないものの、進路や体験活動の選択肢が少ないことは気になっているそう。

「でも、親が意識すればなんとかなる!とは思っていて。徳島YMCAで学校や年代が異なる人たちとの野外活動に参加させたり、夏休みには県外のイングリッシュキャンプに送りだしたりして、子どもたちがいろんなコミュニティに身を置けるように心がけています」。

最近は、自分に使える時間が増えてきたので、その使い方を思案しているところ。「ゴルフを再開したいな、と思っています。車で数十分の距離にゴルフ場がたくさんあるし、道具も車に乗せて行ける。徳島はいろんなことを気軽にできるのがいいですよね」。

【おすすめスポット】
徳島市八万町の「徳島県文化の森総合公園」。図書館や博物館、美術館が集まる複合施設です。先日は、併設の野外劇場「すだちくん森のシアター」に、子どもが活動しているブラスバンドのコンサートを聴きに行きました。

【メッセージ、アドバイス】
最初の頃は車で遠出するのが怖く、子ども2人を連れてバスに乗るのも大変で、移動に苦労しました。地方移住が決まったら、すぐにでも運転を練習して慣れておくことをおすすめします。