古くから日本人の生活に深く関わり、日本中を青く染めた藍。藍住町を含む徳島県北部の吉野川流域は、かつては藍の一大産地であった藍のふるさとです。藍住町にある勝瑞城の周辺では、室町時代には藍の栽培や藍染めが行われていたことが考えられ、江戸時代には、藍一色の町として栄えました。
しかし現在、葉藍の栽培やすくもづくりの伝統が途絶えており、『阿波藍の里・藍住町』では、これらの伝統産業を復活させるために、「地域おこし協力隊」隊員を募集しており、現在4人の隊員が活動中です。
この度、次のとおり藍住町地域おこし協力隊として活動を希望する方を募集します。
地域おこし活動を終えた後に、藍住町内において藍に関連する事業を起業、あるいは事業所に就業する思いを持った皆様の応募をお待ちしています。
募集内容
1 募集人員
地域おこし協力隊員 若干名
2 業務内容
① 伝統文化である藍染の染料(すくも)の生産加工から藍染めまでの工程の習得及び実践
ア 藍の植え付けから栽培管理・収穫・すくも加工までの一連の作業工程の県内農家での研修及び町内での実践
イ 藍染技術習得のための町内事業者等での研修及び実践
② 上の工程のマニュアル作成
③ 町内の藍関連施設等の管理運営
④ 藍住町の魅力の発掘・発信
⑤ 新たな特産品の開発・販売支援
⑥ 各種地域イベントの支援
⑦ 「藍住町地域おこし協力隊業務日誌」を毎日作成・提出(休日で活動していない日を除く)
⑧ 「藍住町地域おこし協力隊活動発表」を年一回以上企画・開催
⑨ その他、町が地域おこし活動として認める事業の支援
3 募集対象
① 任用開始時点で満18歳以上の方
※学生は不可
② 3大都市圏(埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県及び奈良県)又は政令指定都市(条件不利地域は除く)に住民票があり、藍住町に住民票を異動し、移住のできる方
③ 藍染めや農業に興味のある方
④ 令和5年度中から藍住町で勤務が可能な方(相談可)
⑤ 自動車運転免許を所持し、自己の移動手段を用意できる方
⑥ パソコンを使って文書の作成や表計算、電子メール等ができる方
⑦ 心身ともに健康で、この地域活動に意欲と情熱を持って参加できる方
4 雇用契約
受入団体(藍住町歴史館「藍の館」及びあいずみ藍工房の管理運営を行う事業者)と締結
※藍住町との雇用関係はありません。
5 勤務地
藍住町内及び県内研修先
6 勤務時間
原則1日の勤務時間は7時間45分。1週間の勤務時間は38時間45分とする。休憩時間は所定労働時間内に1時間とるものとする。
始業及び終業の時刻及び休憩時間は、作業の状況により個人ごとに定める。
その他、受入事業者の就業規程による。
7 休日・休暇等
休日 年末年始(12月29日~1月3日)及びあらかじめ法人が指定する日
休暇 年次有給休暇・特別休暇、その他、受入団体の就業規程による。
8 委嘱期間等
藍住町地域おこし協力隊として藍住町長が委嘱します。
期間は委嘱の日から起算して1年を超えない期間とし、1年を超えない期間で更新することができ、最長で3年間とします。
9 応募手続
① 申込受付期間
令和5年8月1日(木)から令和5年9月30日(土)まで。
② 提出書類
次のとおり、自由様式で提出してください。
ア 履歴書(写真添付、必ず携帯電話以外のメールアドレスを記入のこと)
イ 地域おこし協力隊として活動していく意気込みをアピールする文書
※なお、提出書類については返却しません。
③ 提出方法
郵送に限ります。申込受付期限必着とします。
④ 申し込み・お問い合わせ先
〒771-1292 徳島県板野郡藍住町奥野字矢上前52番地1
藍住町教育委員会社会教育課
電話 088-637-3128 ファクシミリ 088-637-3152
メールアドレス syakaikyouiku@aizumi.i-tokushima.jp
10 選考の流れ
① 第1次選考
書類選考の上、結果を応募者に対し文書又はメールで通知します。
② 第2次選考
ア 第1次選考合格者を対象に、随時第2次選考(面接)を実施し、隊員を決定します。
イ 詳細な日時等は、第1次選考合格者に後日お知らせします。
ウ 第2次選考実施会場までの交通費等は応募者の負担とします。
11 待遇等
① 賃金は、初年度月額154,600円
※通勤手当・期末手当・住居費は別途支給
② 住居は町から紹介できます。(家具家電付き)
③ 町から委嘱を受けた地域おこし協力隊員は、町及び受入団体、研修先の指示に従い活動するものとし、次に該当する場合は委嘱を取り消すことがあります。
ア 勤務実績がよくない場合
イ 心身の故障のため、職務の遂行に支障があり、又は、これに耐えない場合
ウ 職務上の義務に違反し、又は職務を怠った場合
エ 隊員としてふさわしくない非行があった場合
④ 地域おこし協力隊員が負担するものは次のとおりとします。
ア 本町までの交通費、引越しに必要な経費
イ 活動期間中の健康保険料、年金保険料などの社会保険料(個人負担分)
ウ 住居に係る賃借料、光熱水費、電話等通信費(賃借料相当分について受入団体から支給あり)
エ 活動期間中の生活に必要な備品、消耗品など
オ 活動期間中の移動に係る自己が用意する自動車の燃料費
12 その他
① 募集に関する質問は、「地域おこし協力隊応募に係る質問事項について」と見出しを付した質問書を作成の上、郵送又はファクシミリ、メールで提出してください。電話での質問は受け付けませんのでご注意ください。
② 質問書には「質問内容」のほか、「住所」「氏名」「ファクシミリ番号又はメールアドレス」を明記してください。
③ 質問に対する回答は、質問者にファクシミリ又はメールにより回答します。
④ 以上は、土曜日、日曜日、祝日、年末年始における受付、回答はしませんのでご注意ください。