徳島県では、国の地域おこし協力隊制度を活用し、平成28年度から「徳島県地域おこし協力隊員」を任用しており、これまで7名を受け入れてきました。
この度、県内で8人目となる「徳島県地域おこし協力隊員」が、6月1日より南部総合県民局農林水産部 美波庁舎にて勤務することとなりました。(写真は委嘱式の様子です)
お名前は、「鳥越 洋平(とりごえようへい)」さん。
南部総合県民局農林水産部で、県南の伝統的な林業手法である「樵木林業」の再興に関する業務(情報発信、林業体験会の開催、樵木林業の調査・研究など)に関する業務に従事していただきます。
鳥越さんは、「県南地域は山と海の距離が近く、農山村地域の良いところが凝縮されていると感じ、深くかかわっていきたいと感じた。また、樵木林業という持続可能で森にやさしく、広葉樹を活用しようという試みがとても先進的だと感じ、自分も樵木林業の再興の一助を担いたい」と意気込んでいます。
【樵木林業について】
徳島県南部で古くから行われてきた常緑広葉樹の択伐萌芽更新による非皆伐施業。
伐り出した木材は薪炭材の原料として利用されてきたが、燃料革命により産業が衰退し、担い手が大きく減少。県では、県南独自の地域振興対策として、地域の産業振興と環境保全の両方が期待される樵木林業の再興に取り組んでいる。