吉野川市で活躍する地域おこし協力隊の活動紹介!!
今回は、吉野川市地域おこし協力隊の田岡さん、福村さんをご紹介します。
田岡 若葉 さん
吉野川市山川町出身
2021年4月着任
香川県の旅行会社に勤務していた田岡さん。コロナ渦で長期休業、自宅待機となったため、山川町の実家へ帰省していたところ、美郷に新たに開設される『中山間地域交流拠点施設たねのや』の運営を担う地域おこし協力隊を募集していることを知ります。「地元の活性化に貢献したい」と応募し、2021年4月から着任。運営とPRに力を注いでいます。
ホタルと梅酒で有名な美郷地区。『美郷ほたるまつり』や『美郷梅酒まつり』といった吉野川市の観光を代表するイベントも行われていますが、美郷地区には宿泊施設が少なく、観光客の取り込みが課題となっていました。その解決策として開設されたのが、『中山間地域交流拠点施設たねのや』。2018年に閉校した種野小学校の校舎1階を大々的にリノベーションし、宿泊所と多目的ホール、厨房、カフェスペースなどの備え、2021年5月29日にオープンしました。
宿泊室は元校長室。多目的ルームはかつての教室といった、学校ならではの雰囲気を楽しみつつ、泊まることができます。
また、地域との交流を目的に毎月イベントも企画していて、9月は小学生を対象として飯盒体験と自然体験を併せた『キッズデイキャンプ』の開催が予定されています。定員5名なので、気になる方はお早めにお申し込みください。
田岡さんは、「今まで美郷に来たことがない新しい客層を取り込みたい」とインバウンドや若者向けにインスタグラムを活用したPRを行っていて、今後も多彩なイベントをどんどん企画していきたいと話してくれました。
ここで得たノウハウをもとにゲストハウス開業を目指しているそうで、現在は県内のゲストハウス巡りをして、勉強中とのことでした。
■施設情報
中山間地域交流拠点施設たねのや
住所:徳島県吉野川市美郷字川俣47
電話:0883-43-2900
休館日:水曜日
HP:https://www.tanenoya.com/
田岡さんInstagram
https://www.instagram.com/m.a.p_insta/
福村 和也 さん
福岡県福岡市出身
2021年4月着任
ヒッチハイクで日本一周する旅の途中で、美馬市で行われた四国シェアサミット2019に参加。その際に吉野川市でまちおこし事業を行う原田真さん(『一般社団法人kittamu』代表理事)に出会い、吉野川市のまちおこしに興味を持ったという福村さん。コロナ渦でヒッチハイクの中止を余儀なくされたことを機に、吉野川市地域おこし協力隊に応募し、現在は主に『美郷ふれあい公園』の整備を担当しています。
福村さんが公園整備を行うことになったのは、昨年11月に行われた『美郷マーケット2020』がきっかけ。木々が生い茂る薄暗い様子だった『美郷ふれあい公園』で屋外イベントが開催されると決まり、そこから大整備が始まりました。
地域の人達が週末に集まり、イベント開催に向けて約1ヵ月の間、木々の伐採、高圧洗浄機を使って泥や苔取りを行い、コロナ渦でのイベントでしたが、無事成功を収めました。
「これを機に今後も公園を活用して欲しい」という声を受け、福村さんが引き続き公園の整備を行い、定期的にイベント開催を目指すことに。
とはいえ一人でできる限度を超える作業量に、積極的に協力者を集め、地域の人を巻き込んで整備を実施。3ヵ月間、整備を続けて薄暗かった公園は、光が差し込む明るい公園への変貌を遂げました。
(以下、ビフォーアフター写真)
見違えるようにキレイになった公園。光の入る心地よい場所になりました。
「地域の方の協力なしには、ここまで進まなかったと思います。今後も継続的に公園を整備しながら、屋外イベントを企画したい」と話す福村さん。積極的に地域と関わり、活動することで、自然と地域の一員として受け入れられているように感じました。