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[Uターン]徳島県職員・藤本奈央さんに徳島県で働く魅力を伺いました!

2023.06.22

「今年は『挑戦』の2文字を掲げて仕事も私生活も様々なことにチャレンジしていきたいと思っています!」と、明るく笑顔で語る藤本奈央さん(23歳)。この4月に新社会人になったばかりで、仕事以外にも語学の資格試験にも意欲的に取り組みたいと教えてくれた。

 

藤本さんは今年4月から徳島県庁で働き始め、徳島大学はじめ産学金官の連携のもと、光をテーマとした本県産業の振興を行政の面からサポートするお仕事をしている。例えば、徳島大学が研究成果をあげたことで、最近注目を集めている「テラヘルツ波」を用いた6G通信の研究や、徳島大学理工学部に新設された「医光/医工融合プログラム」、阿南高専の次世代光関連事業など多方面に及んでいる。

県庁職員の方は県民とどのくらいの距離感で関わっているのか気になっていた私は、最初に「県民」に焦点をあてた質問をした。しかし、今回の取材を通し県内の「企業」のサポートや「学校」の教育関連事業の援助など多くの仕事や役割があり、「徳島県全体」を支えてくれていることを改めて実感した。

 

藤本さんはもともと街の商店街のにぎわいを取り戻す活動がしたいと中学生の時に考え、高校に進学後、先生の助言もあり徳島を一度外から俯瞰して見てみるために石川の大学に進学した。慣れない土地に住んだことで徳島の良さを改めて実感し、徳島にUターン就職を決めた。雪国で4年間を過ごしたからこそ、徳島は大変暮らしやすい気候であることが分かったそう。働く会社や自治体選びも大切だが、住む環境も同じぐらい重要なことだ。「徳島は少し風が強いが、比較的気候は穏やかなので安心して暮らせる。休日も山や川が近くにあるから自然に触れに行こうとしなくても、自然に触れる機会が多い」と語ってくれた。これは徳島で暮らしながら働く大きな利点である。

 

徳島の商店街の発展事業を行いたいという夢があった中で民間企業に就職するという選択肢はなかったのかを質問すると、「公務員として県庁に勤めることで民間企業ではできない大きな事業を成し遂げることができるし、多くの事業に携わることができる」ところが決め手となったそう。

公務員として県庁に勤めることの魅力を尋ねると「様々な部署に異動があることで農業・医療・観光など多様な分野の仕事を経験することができ、自分の興味を持っていなかったジャンルに新たな興味を持ったり、つながりが生まれたりするところかな」と、話してくれた。「徳島県庁には面白い名前の課がたくさんあるなと感じていて、『もうかるブランド推進課』は面白いネーミングの部署だなと思っています!」と、他課の仕事にも興味を示されていた。

 

県庁職員の商工労働観光部の方からいただいた資料によると、徳島は就職や進学で県外に出る割合が6割を超えており、Uターン就職率は約25%とかなり低い結果が出ている。また、女性社長や女性管理職の割合も高い順位を示している。今回取材させていただいた藤本さんはUターン就職で徳島に戻って地元で活躍されている女性の1人で、藤本さんの今後の活躍にも目が離せない。最近では昔のような終身雇用形態ではなく、いくつもの職を経験し自分にあった職探しをする人(転職者)が増えており、徳島にも都会からの移住者が増えている。この記事を見てくださった皆さんもぜひ新たな可能性や経験を見いだすために、徳島でのIターン・Uターン就職を1つの選択肢として考えてみてはどうだろう。

投稿者:なおと

2004年生まれ、鳴門市出身です!
趣味は映画鑑賞、スポーツ観戦など様々!
地元愛で有名な東海オンエアがとても好きです!挑戦することが好きで他にも色々な活動を行っています!
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