はじめに
こんにちは。とくしま若者回帰アンバサダーとして活動しているかずまです。本記事では、東部の若者を集めて交流会を行った様子をお伝えします。今回の交流会では、これまでの活動や東部エリアで活動する方々の活動を踏まえながら、今後の徳島への若者誘致に向けた具体的なアイデアを議論しました。参加者同士での対話やワークショップを通じて、多様な視点から徳島の可能性を再認識する有意義な時間となりました。
活動報告会の概要
当日はまず、学生団体「eureka」代表の納田さん、そしてNPO法人びざん大学で活動されている谷原さんより、それぞれの活動について自己紹介がありました。実際に徳島で若者の挑戦や交流の場を創出しているお二人のお話からは、地域におけるリアルな課題と可能性の両方を感じることができました。
その後、小グループに分かれてワークショップが実施されました。テーマは「徳島に県外の若者を1年間で300人連れてくる」という具体的かつ挑戦的なものです。各グループで議論を重ねながら、現実的かつ魅力的な企画を構想し、最終的に発表を行いました。

グループ発表①:海外大学生向け徳島ツアー

初めのグループは、海外の大学生を対象とした徳島ツアーを企画しました。1回あたり30人規模のツアーを年10回実施することで、年間300人の誘致を目指すという設計です。
このアイデアの背景には、谷原さんがこれまで海外からの来訪者と関わる中で、「日本での体験」に対するニーズが高いという知見があります。単なる観光ではなく、地域の人々との交流や実体験を重視したツアーを提供することで、徳島の魅力をより深く感じてもらえるのではないかと考えました。
一方で、海外からの参加者にとっては費用面や言語面でのハードルが存在します。そこで、これまでアンバサダーとして築いてきた県内の大学、自治体、民間事業者とのネットワークを活用し、受け入れ体制を整えることが重要だと議論しました。
具体的には、大学が海外大学との連携や集客支援を担い、自治体が移住促進の一環として制度的・経済的支援を行う形を想定しています。さらに、企業や農業関係者の協力を得ることで、より実践的で魅力的な体験を提供できると考えています。私たち自身が活動を通じて感じてきた徳島の魅力を、参加者にも実感してもらいたいという思いが込められた企画です。
グループ発表②:徳島全域を巡るウルトラマラソン企画

2つ目のグループでは、徳島全域を舞台にしたウルトラマラソン企画が提案されました。この企画では、東部・南部・山間部から三好市に至るまで、約300キロのコースを数日かけて走破するイベントを想定しています。
単発の大会としてだけでなく、年間を通じてそのコースを訪れる人を増やす仕組みを作る点が特徴的でした。大会に参加した選手だけでなく、「あの人が走ったコースを体験したい」と後から訪れる人も含めて、継続的な誘客を狙っています。
また、イベント運営にはボランティアや給水所の設置が不可欠であり、県外から陸上経験者などを呼び込むことで、参加者と運営側の双方を含めた300人の誘致を目指すという視点も印象的でした。
この企画の背景には、過去に参加したトライアスロン大会での交流経験があり、競技を通じて生まれるつながりの価値が強調されていました。さらに、鳴門市の自転車道の整備や、吉野川のラフティング、三好市でのパラグライダーといった地域資源を組み合わせることで、徳島ならではのスポーツイベントとして発展させる可能性が示されました。
グループ発表③:サークル合宿の誘致

3つ目のグループでは、「サークルの合宿誘致」という視点から議論が行われました。大学生にとって合宿先を選ぶ際の重要な要素として、観光資源の有無、施設の充実度、そして費用面が挙げられます。
そこで、徳島県内の体育館や宿泊施設を活用しながら、関西圏をはじめとした大学サークルの合宿を誘致するアイデアが提案されました。例えば、小松島の体育館を利用した練習と観光を組み合わせることで、単なる合宿にとどまらない付加価値を提供することができます。
さらに、スポーツ系だけでなく文化系サークルの誘致にも可能性がある点が強調されました。実際に、徳島で開催された競技かるたの練習会には100人規模の参加者が集まった実績があり、適切な環境さえ整えば多くの若者を呼び込めることが示唆されています。
「何もない」と思われがちな場所でも、用途や見せ方を工夫することで価値を生み出せるという視点は、非常に示唆に富むものでした。
おわりに

今回の交流会を通じて、「300人の若者を徳島に呼ぶ」という一見ハードルの高い目標も、具体的な施策に落とし込むことで現実的に見えてくることを実感しました。各グループの発表には、それぞれ異なる切り口がありながらも、「徳島の魅力をどう伝え、どう体験してもらうか」という共通の軸がありました。
また、議論の中で浮かび上がったのは、既存の資源やこれまでのつながりをどのように活用するかという視点の重要性です。アンバサダーとしての活動は、単なる情報発信にとどまらず、人と人、地域と外部をつなぐ役割を担っているのだと改めて感じました。
今後は、今回のようなアイデアを単なる提案で終わらせるのではなく、どのように実装していくかが重要になります。引き続き、徳島の魅力を発信しながら、より多くの若者がこの地域に関わるきっかけを創出していきたいと思います。
