「KAWAUCHI TOWN」へ取材に行ってきました！

小松海岸のすぐ隣に今年の7月、新しい施設がオープンした。名前は「KAWAUCHI TOWN」。
徳島市内では珍しいグランピングができる施設で、隣接するカフェでは、落ち着いた空間でゆったりと食事を楽しむことができる。自然にも富むこの場所で、今回ジェネラルマネージャーの岩水謙典さんにお話を伺うことができた。

岩水さんは以前JR四国で勤務していたが、新型コロナウイルスの影響により利用客が激減。
過酷な状況に晒され、危機感を覚えていた。そんな時、有限会社ナイスの社長から、「新しい事に挑戦してみないか」と提案を受け、心機一転、徳島市川内町でグランピング施設に従事することを決意したそうだ。

この場所は元々仏壇の製材所であり、初めはゴミが散乱してお世辞にも綺麗とは言えないような環境だったそうだ。それでも岩水さんは屈することなく、コツコツとゴミ掃除から始めていき、現在のような美しい状態になっていったという。
また、内装、外装ともに力を入れており、ガーデンでは県外で見つけてきたサボテンやレトロで可愛らしい車がお出迎えしてくれる。特にカフェの内装は自分たちで壁を塗り替えたというこだわりっぷりだ。「DIYできる所は自分たちで！」と、施設内の机や椅子、ウッドデッキなどもDIYされたそうだ。エアストリームと呼ばれる車の内装は元々あったものをそのままに、洗面台には岐阜県の可愛らしい信楽焼を採用している。

JR四国での勤務からグランピング施設の経営という180度異なる職に就いたことを、「異文化の挑戦」という言葉で表した岩水さん。伝手がなく全てが1からのスタートで、仕入先を自分たちで見つけながらその中で信用できる人を見極めていったり、創業して間もない頃は職員の育成が満足に出来ておらず、食事の提供が遅れてお客さんが帰ってしまったりと、苦労することも沢山あったそうだ。それでも、創業に関わってくれた人達と仲良くなれたこと、お客さんと何気ない会話ができて「ありがとう」と言って貰えること、何より、こういう施設を作れたことが嬉しかったんだと我々に語ってくれた。

岩水さんのお話が終わると、待望のランチタイムがやってきた。今回私が頂いたのは、「PASTA BOX」。トマトベースのソースと、イカやエビなどの海の幸がふんだんに使われた贅沢な1品だ。口の中にトマトがいっぱいに広がり、ニンニクがアクセントとなって、見た目もさることながら、ボリューム満点のパスタだった。

岩水さんは「やってみないと分からない！」という精神で沢山の"初めて"のことに常に挑戦してきた。岩水さんの挑戦はこの先も続いていくことになるだろう。
非日常を五感で感じることが出来る、徳島のNEWスポットがまたひとつ誕生した。男女年齢問わず、魅力溢れるこのKAWAUCHI TOWNに、是非足を運んで頂きたい。

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