はじめに
こんにちは。今回は、とくしま若者回帰アンバサダーの活動報告会に参加したので、その様子をお伝えします。この報告会では、徳島県庁の方々をお招きし、今年度の活動成果や学び、そして今後の展望について発表が行われました。アンバサダー一人ひとりが、自身の経験をもとに率直な言葉で語る姿が印象的で、活動のリアルな価値が伝わる時間となりました。
今年度の活動の総括、および今後の活動
今年度は新たに20名のアンバサダーが加わり、より多様なメンバーで活動が展開されました。主な取り組みとしては、西部・南部・東部へのツアー活動や、6名の移住者への取材事業が実施され、現地でのリアルな声に触れる機会が数多く設けられました。
また、イベント面では、大阪・東京での「とくしま暮らしフェア」への参加や、就職関連イベントへの協力、万博関連でのブース運営など、県外も含めた幅広い場で徳島の魅力発信が行われました。これらの活動を通じて、地域内外の人々との接点が大きく広がったことが特徴的です。
特に注目されたのは、SNSを中心とした情報発信の成果です。Instagramのフォロワー数は2,700人を突破し、リール動画の再生数やリーチ数も昨年度の数倍規模に成長しました。こうした成果の背景には、アンバサダー自身の企画力や発信力の向上があり、「事業としての成果」と「個人の成長」の両面が達成された1年であったと総括されました。
今後については、これまでの経験を踏まえ、さらに発信の質を高めるとともに、それぞれが感じた課題や興味をもとに新たな挑戦へとつなげていくことが期待されています。
アンバサダー一人ひとりの感想
アンバサダーの発表では、それぞれの活動を通じて得た学びや気づきが具体的に語られました。
ある発表では、西部・南部ツアーや取材、就職イベントへの参加を通じて、「現場でしか得られない深い学び」が強く印象に残ったと述べられました。特に南部で聞いた「海がきれいになった」という話の裏に、栄養不足による藻の減少という課題があることを知り、表面的な情報だけでは見えない地域の実情に触れられたことが大きな収穫だったといいます。人との距離が近く、生の声を直接聞けたことが、理解の深さにつながったという点が強調されていました。
また、発信面では、自身が出演した動画が約10万回再生され、それをきっかけに県外の知人から反応があったことも共有されました。発信が実際に人の関心を動かし、徳島への興味につながっていることを実感できた経験として語られていました。
別の発表では、東京での移住フェアへの参加が印象的な経験として挙げられました。移住を検討している方々と直接対話する中で、「暮らし」という観点から徳島を見る視点が得られたといいます。交通や仕事、子育て環境など、現実的な課題に対する率直な声を聞くことで、徳島の魅力と課題の両面を理解することができたとのことでした。
さらに、南部ツアーでは地域で活動する団体との出会いを通じて、「徳島にはこんなにも積極的に活動している人がいるのか」という新たな発見があったことも語られました。こうした出会いが、自身の視野を広げるきっかけになったと感じている様子が印象的でした。
加えて、SNS運用の裏方として企画や動画編集に携わった経験についても共有されました。現地に行けない中でも、コンテンツ制作を通じて活動に関わり、「あるあるネタ」などの企画によってリーチ数を伸ばすなど、試行錯誤を重ねながら成果につなげたことが語られました。1年を通じて、楽しみながらも大きな成長を実感できたという声が多く聞かれました。

徳島県からの講評
発表後には、徳島県庁の方々からご講評をいただきました。まず、アンバサダーがSNS発信や企画立案など多方面で積極的に活動している点について、高い評価を得ることができました。個々の経験や人とのつながりが広がり、それが活動の質の向上につながっていることが、今回の発表から明確に伝わってきたとのお言葉も頂戴しています。
また、ツアーやイベントを通じて、自分たちの住む地域を改めて見つめ直し、新たな魅力や課題に気づけている点についても、大きな意義がある旨を述べていただきました。こうした経験は、今後にわたって大きな財産になるとの期待を寄せてくださっています。
特に強調されていたのが、「届ける発信」の重要性です。リール動画の再生数やリーチ数が大きく伸びている点について、単に情報を発信するだけでなく、しっかりと相手に届いていることを評価していただきました。行政としても課題となりやすい「情報の伝達」という点において、アンバサダーの取り組みは非常に参考になるものであるとの評価も受けています。
さらに、「自分が面白いと感じることを大切にしてほしい」という温かいメッセージもいただきました。感じたことを形にし、次の挑戦につなげていくことの重要性とともに、課題として感じた点も含めて、今後の活動に活かしていくことへの大きな期待を語ってくださいました。

おわりに
今回の活動報告会を通じて、「とくしま若者回帰」飛躍プロジェクト事業が、地域の魅力発信だけでなく、参加する一人ひとりの成長を促す場であることを改めて実感しました。現地での体験、発信活動、人との出会いのすべてが結びつき、新たな価値を生み出していることが強く伝わってきました。
今後、それぞれが感じた「面白さ」や「課題」をどのように次のアクションにつなげていくのか。その積み重ねが、徳島の未来をより面白くしていくのではないかと感じています。これからの活動にも引き続き注目していきたいと思います。

