移住者インタビュー

Interview

地域おこし協力隊徳島県

とくしま地域おこし協力隊【徳島県 ジョンソン・ベサニーさん】

徳島県地域おこし協力隊を2025年10月に退任したジョンソン・ベサニーさん(カナダ出身)にお話を伺いました!(2025年10月取材)

Q1協力隊になる前は何をしていましたか?

私はカナダの大学を卒業してすぐに来日し、佐那河内村の保育所、小学校、中学校で4年間ALT(外国語指導助手)をしていました。子供の頃から日本文化に興味があり、特に日本のアニメが好きでアニメを通して日本語を勉強しました。

Q2なぜ徳島県の地域おこし協力隊になったのですか?

佐那河内村での仕事が終わり次の仕事を探していた時、Facebookで徳島県外国人地域おこし協力隊の募集を見つけました。その投稿をしていた友人に地域おこし協力隊とはどのような仕事なのか、具体的に何をするのかについて聞きました。話を聞けば聞くほど、徳島県西部(にし阿波)の地域の魅力を伝え、活性化に貢献できる協力隊の仕事は「大好きな日本、そして徳島の魅力を自分の言葉で発信したい」という私の強い思いを叶えることができる理想の仕事だと思い、応募しました。

Q3実際に徳島県に移住して暮らしてみていかがですか?

佐那河内村と、にし阿波地域で暮らしてみて共通して感じるのは人のあたたかさです。地域の方々が大歓迎してくださり、皆さんとても優しく接してくれています。「ご飯を食べに来て」と気軽に声をかけてくださることも多く、すぐにこの場所で暮らしていけると感じました。また、徳島は自然がとても豊かで、休日には写真が好きな友人と一緒に素晴らしい景色を撮りに出かけています。実は写真は徳島に来てから始めたのですが、撮りたいと思える風景が身近にたくさんあるのも魅力のひとつです。さらに、徳島県は地域ごとに文化の違いがあり、東部・南部・西部でまったく雰囲気が異なる点も面白いと感じています。

Q4どんな活動をしていましたか?

英語のスキルを活かし翻訳や通訳をしたり、着任してすぐに立ち上げた「Hidden Tokushima」というSNSアカウントで地域の魅力を発信する活動を行ったりしていました。このアカウントでは、にし阿波の「隠れた魅力」をテーマに海外の人にも届くように情報発信を行っていました。取材先は基本的に自分で探し、観光地としてまだあまり知られていない場所や、人の営み、地域ならではの風景などを紹介していました。また、これまでに写真展の開催や、にし阿波エリアを紹介する写真集の制作も行い、SNSだけでなく、実際に見て、手に取ってもらえる形での発信にも取り組んできました。

 <にし阿波エリアの魅力を伝える写真集>

Q5活動中に大切にしていたことは何ですか?

活動中に大切にしていたことは、現場に自分から飛び込んでいく姿勢です。取材先は、これまで一度も取材を受けたことがない場所や人を意識的に選び、自分で足を運んで声をかけていました。そうした形で取材を続ける中で取材を断られたことはほとんどなく、徳島には本当に優しい方が多いと感じました。また、情報発信においては、良い面だけでなく、到着までの道のりに潜む危険な場所についても、利用する人のために正直に伝えるようにしていました。実際に訪れる人の安全を考え、リアルな情報を発信することを大切にしていました。

Q6これからやっていきたいことは何ですか?

現在は一般社団法人そらの郷に勤務しております。翻訳、SNSでの観光情報発信、ツアー添乗などを担当し、外国人観光客と地域をつなぎ、にし阿波の魅力を伝える活動を行っています。これまで地域おこし協力隊として培った経験を活かし、より実践的に地域観光に関わっていきたいと考えております。また、徳島は魅力がありすぎて今までは県内を巡り、深く知り、発信することで精一杯でしたが、これからは休みの日を利用して四国のさまざまな地域にも足を運びたいと思います。

Q7徳島県の魅力は何だと思いますか?

徳島は山や自然が人の暮らしのすぐそばにあり、やさしい緑色でやわらかく寄り添っているように感じるところが素敵だなと思います。また、阿波おどりや狸まつり、柚子の収穫、紅葉狩り、茶摘みなど季節ごとにイベントやお祭りが多く、季節の流れが行事や風景を通して伝わり、その移ろいを楽しめることも魅力的です。徳島県は、昔ながらの文化や風習がたくさん残っており、派手さはなくても小さな魅力がたくさん集まってできている場所だと思います。その一つひとつの素晴らしさが混ざり合って、徳島ならではのとても素敵な地域をつくっていると感じています。

<ベサニーさんが三好市で一番好きな風景 有瀬集落の茶畑>