こんにちは!
とくしま若者回帰アンバサダーのともです!
今回はこの9月に阿南市でブルワリー『JouZo BEER BASE』をオープンした住友正伯さんにオープンに至った経緯や思いを伺ってきました!
▲住友正伯さん
私はビールが好きで最近クラフトビールにも興味を持ち、店で見かけると買っているのですが、阿南市にクラフトビールの店ができたということを知り、とても気になっていました。先日、徳島のブルワリーが集まるイベントに行った際にお話をお伺いしたいとお願いしたところ、快くお受けしてくださりお忙しい中時間を設けてくださいました。
クラフトビールだけでなく、起業や地方創生など私がとても興味を持っている事柄に関してたくさん面白いお話を聞くことができたので、皆さんにもお伝えできたらなと思います。
オープンに至った経緯
住友さんは大学卒業後14年間大手企業に勤められたのち、広島県の大崎下島で2年間地域おこし協力隊として活動。その後地元である徳島県阿南市に戻り“会いに行ける”ブルワリーがコンセプトの『JouZo BEER BASE』をこの9月にオープンしました。
住友さんがブルワリーをオープンするに至った経緯は大きく2つ、福島での体験と経営大学院での学びでした。
大手企業に勤めていた住友さんは、2013年に福島県に赴任しました。東日本大震災の2年後です。まだまだ震災からの復興が進んでいない中で地域を元気にしよう、盛り上げようと活動する人々を目の当たりにし、自分も地域のために何かできないかという思いが生まれたそうです。
もう一つが、働きながら通っていた経営大学院での学び。大学院でのソーシャルビジネスや地方創生についても学び、次第に地域で起業することに対する思いが強くなっていったそうです。
そんな中で
「社会人として働いていては、5年後10年後の自分の姿がイメージできてしまう。どうなるか全く予想できないワクワクすることがしたい」
と会社を退職し、広島県にある大崎下島の地域おこし協力隊に就任。
地域住民との話の中でビールが好きだと言うと
「じゃあ島でビールを作ればいいじゃん」
ということで島の特産品であるレモンを使ったビールの販売を開始。
そして今年、地元である阿南市に戻り地域の特産品を使ったクラフトビール醸造所『JouZo BEER BASE』を開設しました。
▲左から順に[れもんhazy IPA]、[アップルシナモン Ale]、[オイスター Stout]
店内からは醸造室の様子を見ることができる
「毎日の生活が予想できてしまう」と以前は地元に帰ることに対して肯定的ではなかった住友さんですが、徳島でクラフトビールを作る日々は”予想”に反して予想できない毎日の連続でとても楽しいそう。
地域のものを使ったクラフトビール
住友さんがクラフトビールを作る上で最も大切にしているのは“地域のもの”を使うこと。
それはJouZoの企業理念「BREW BEER × BREW LOCAL」からもわかる。
ビールを醸し、地域を醸す。つまり、ビールを通して地域を盛り上げようという意味です。
この理念のもと作られるクラフトビールには徳島のすだちや広島の牡蠣、青森のりんごなど地域の特産品が使われています。
▲お店では、地域のものを使ったクラフトビールを飲むことができる
「クラフトビールをきっかけに地域のことを知ってほしい」
住友さんが作るビールにはそういった思いが込められています。
そして、その思いはオープンから3ヵ月しか経っていないにも関わらず、すでに人々に伝わっているようです。
なんと北は北海道、南は九州からわざわざ住友さんが作るクラフトビールを飲みに来た人がいたのだそう。
クラフトビールをきっかけに地域に人が訪れるというのはまさに住友さんが目指していること。
今後、クラフトビールを通してもっともっと多くの人が徳島に来て、徳島が盛り上がるといいですね。
自分の大好きなクラフトビールを使って地域を盛り上げようと日々取り組む住友さんは楽しそうで、とても輝いていました!
皆さんも、会いに行けるブルワリーに、一度会いに行ってみてはどうですか?
▲外観
* * *
店の情報
JouZo BEER BASE
<住所> 徳島県阿南市那賀川町手島榎瀬42
<電話番号> 050-7115-2045
>営業時間> 水木金 16時〜19時、土日 11時〜19時
<定休日> 月・火曜
<駐車場> 有
▲ビールはレギュラーサイズ(380ml)800円
ソフトドリンクやおつまみもある。
▲『JouZo BEER BASE』は材木倉庫の一部をリノベーションして作られている
1999年生まれ、徳島市出身。
慶應義塾大学総合政策学部在籍。趣味は旅行です。さまざまな視点から、自分だからこそ見えた「徳島」を発信していければなと思っています。