こんにちは!
とくしま若者回帰アンバサダーの初崎司馬です!
今回は、徳島東部ツアーの後はアミコ東館9Fにて、「とくしまオシゴト未来会議 ~若者に選ばれる徳島になるには~」と題し、徳島の未来について語る座談会を開催しました!
座談会の趣旨
「とくしま若者回帰アンバサダー」という名前の通り、私たちは若者のUターン・回帰を目標の一つとして活動しています。
生まれ育った徳島に残るという選択、就職や進学を機に県外へ転出したが徳島に戻るという選択をするために最も重要な要素である「就職」。「徳島で実現する幸せ」「仕事」「若者」をテーマに、徳島の明るい未来に向けて今できることは何かを、大学生・企業・地域という様々な視点から立場や年代を超えて全員参加型で語り合います。
今回はパネリスト4名と、アンバサダー含む11名の計15名で議論しました。
パネリストの紹介と各パネリストのもっとも学びのある話
パネリストの紹介と印象に残っている学びをしたためます。
岡田 元一さん / 有限会社三八代表
岡田さんは関西大学を卒業したのちに、県外の会社に入社しました。その後退職し実家の創業55年を誇る「三八」を継ぎます。強み診断士としての顔も持ち、多方面から人を支える活動を展開しています。
岡田さんはアルバイトからでも店長になれる仕組みを作っており、強み診断士としての力も存分に発揮しながら若者に成長しやすい環境を与えることに重きを置いていることがわかりました。「企業や地域にとっても『人』の成長は最も重要なことの1つ」と仰っていたことがとても印象に残りました。
岡田 元一さん
山口 譲司さん / 株式会社HIROKA代表取締役
2013年に株式会社HIROKAを設立し、「ご縁を大切に」という想いで進めていく中で、2019年に鳴門市製造業のIT伴走支援を受注しました。2021年にはサテライトオフィス鳴門を開設し、現在地元採用は20名を超えています。
山口さんは仕事仲間同士のコミュニケーションに工夫をされており、オフィスにゲーム機を置いたりカフェテリアを設けていたりします。会社で働く方の子供も過ごせる空間を作ることで、仕事の垣根を超えた関係値が生まれることを学びました。時代に沿った会社作りをされていて社員の「働きやすさ」について深く考えられていることが会話の節々から感じました。
山口 譲司さん
富浪 真樹さん / 株式会社 紡樹代表取締役
2023年に会社を設立されました。東京の人材系ベンチャーや岡田社長が経営する三八の店長としての経験を活かして「徳島にいい影響を与える」という想いで人事代行コンサルタントとして活動しています。
富浪さんは会議中に「ワークライフバランスという言葉がありますが、ワークもライフだと思うんです。」と述べていて、地域住民を始めとする「人」とのコミュニケーションがより濃い徳島では、ごもっともだと感じました。そのためにも会社組織を良いものにする必要と仰っており、愛する地元をいかに素晴らしい街にしていくかを追求している熱意がとても伝わりました。
富浪 真樹さん
つづいてはアンバサダーからの話をピックアップしていきます。
徳島で働くための条件
アンバサダーに働きたい環境・条件について聞いてみたところ、「ワークライフバランスが取れる環境」「何事にもとりあえず挑戦させてくれる会社」「社長含む会社にいる人全員とコミュニケーションがとりやすい会社」などなど多種多様な意見が出ました。
「徳島で働く=徳島に住む」ことだと思うので自分が求める働き方や生活スタイルをより具体的に考えることが大切だと感じました。
小学校からキャリア教育は始まっている!?
中学校の教育課程で職場体験があるのはご存じでしょうか。ただ、アンバサダーの森さんは小学校のころに職場体験をしたとのこと。小学校の時から実際に地域で働いている人のお話を聞くことで「働く」ということを身近に感じることができたそう。このキャリア教育をきっかけに農業系の道に進んだ知り合いもいるそうで、いろいろな職業があることを知って徳島で働くことに対する視野が広がれば畜産・林業といった人手不足の職業に導線ができるのではないでしょうか。
総括
約2時間にわたるディスカッションを通して、人それぞれ働きたい環境や条件があり、会社側もその要望に応えられるように常に会社や社員のことを考えていることを知ることができました。加えて、何よりもパネリストの皆さんから徳島を愛する気持ちがひしひしと伝わりました。
また、徳島の未来をより良くしたい方々の貴重なお話を聞けてとても感銘を受けました。そして、「こんなにも徳島を良くしたい方達がいるんだよ!」と、もっと多くの学生に届けばいいなと率直に思いました。
学生からみても「働く」というのは、さほど遠くない未来だと考えます。なので「自分にとって働くうえで大切なことは何か」「どんな環境で働きたいか」を前向きに考えていきたいです!