ワカモノが見る徳島

AWAIRO

船上のセミナーで発見! 徳島のスゴイ田舎町

2020.02.19

初めまして、とくしま若者回帰アンバサダーのほぬです。

『とくしま回帰洋上セミナー Winter Version』に参加して

感じたこと・気づいたことをレポートしたいと思います!

『とくしま回帰洋上セミナー Winter Version』とは

徳島出身の多くの若者は高校や大学を卒業後、進学や就職を機に徳島を離れて都会へ出ていきます。そのため徳島県は若者と故郷徳島が繋がりを保てるような機会を多数提供しています。今回の『とくしま回帰洋上セミナー Winter Version』は年末の帰省時期に合わせて企画され、東京から徳島へ向かうフェリーの中で、徳島にゆかりある人とのトークセッションやグループワークが開催されました。

関東各地から集まった同世代のメンバーとディスカッションタイム。

タクシー配車システムの開発・提供と配車業務の代行事業を行うベンチャー『株式会社電脳交通』代表取締役社長・近藤洋祐さんの刺激的なトークセッション。

 

神山町復活の立役者

NPO法人グリーンバレー理事の大南信也さんは徳島県中央部にある小さな町・神山町で「日本の田舎をステキに変える!」をミッションに掲げ、様々な活動を行っています。今回のトークセッションでは、神山町でのこれまでの取り組みについて詳しく説明していただけました。

 

知られざる神山町の先進的な取り組み

神山町は少子高齢化による人口減少と過疎化に直面している町ですが、非常に自然に恵まれた豊かな環境を活用して、芸術家を町へ招いて創作活動をしてもらう取り組みを始めました。すると徐々に移住する芸術家が増えてきて、移住のノウハウが町内に蓄積されてきました。
このノウハウをホームページで公開すると次は、飲食店のようなさまざまなサービスを生業とする人たちが移住してくるようになりました。

さらに近年のインターネット環境が充実していることを知った、都心にオフィスを構えるIT企業が神山町の古民家を改装し、暮らしながら働けるようオフィスを設置するという事例もあります。
芸術家の移住から始まった神山町での出来事は良い循環となって町に賑わいを取り戻しつつありました。このような良い循環が生まれた背景にあるのは、“とりあえず何でもやってみる”という意識だそうです。神山町はこれからもますます多くの人々を魅了する町へとなっていくでしょう。

『とくしま回帰洋上セミナー』を振り返って

まさか地元徳島にこれほど先進的な田舎町があるとは夢にも思わず、現在進行形でより魅力的な町へ変貌している神山町に改めて足を運んでみようと思うようになりました。町に賑わいを取り戻すために一回きりのイベント開催や観光施設などを作ってそれに頼るのではなく、ひとつひとつの影響力は小さくてもより長期的に賑わいをもたらすことができるよう良い循環を町に定着させた大南さんの町づくりへの姿勢は、今後社会に出ていくうえで大事な、大局的に物事を見て着実に取り組むことの重要さを感じとることができました。

このトークセッションを含めた今回の1泊2日のセミナーでは、徳島の課題や良い点といった漠然と頭の中で浮かんでいた徳島への気持ちを、同じ年代の人たちと意見交換することでより確かなものすることができました。この故郷への思いを大切に日々を過ごし、今回の洋上セミナーで知った数々の徳島を良くする取り組みのように、いつか何らかの形で私自身も徳島のために行動を起こしたいと思うようになりました。

投稿者:ほぬ

1994年生まれ、徳島県徳島市出身、東京都在住、東京農工大学大学院卒業。趣味は写真と旅行。全国の人に徳島の良さを知ってもらえるようがんばります!

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