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とくしま企業の魅力PR 【宮崎基礎建設株式会社】さんを取材してきました!

2025.03.12

こんにちは!

徳島大学2年のよしあきとです。

徳島の輝く企業 PR 事業とは?

徳島で住み続けたい・徳島へ移住したいと思っても、出来ない理由としてよく挙げられるのは「仕事」の悩みです。

「自分自身のスキルを活かしたい」「柔軟な働き方をしたい」「自由に自分のしたいことに挑戦したい」などと思っても良い働き場所を見つけることが出来ないと困る人が多いです。

そこで、今年度の「とくしま若者回帰」飛躍プロジェクトでは、若者回帰アンバサダーが徳島県内の企業を訪問し、「働きやすさ」や「働きがい」について直接取材して、徳島の企業の魅力を発信します!

「宮崎基礎建設株式会社」さんを取材!

今回は、鳴門市に本社を構える『宮崎基礎建設株式会社』さんを取材してきました!

同社はインフラ整備に携わっており、一般土木はもちろん、基礎工事にウェイトを置いて業務を行っています。基礎工事の中でも細分化がされており、同社は杭打ちや鋼矢板(こうやいた)の施工を多く行っています。排出ガス対策型の最新機械を取り入れることにより、環境対策にも力を入れています。また、産廃リサイクルの研究にも取り組んでおり、産業廃棄物の有効利用を実践しています。

社員さんへ直接インタビュー!

宮崎基礎建設株式会社さんで活躍されている社員の方にインタビューさせていただきました。

宮崎 優治さん(土木・基礎事業部 取締役 課長)入社6年目

4〜5年現場で経験を積まれた後、現在は営業や技術提案、配車関係などのお仕事をされており、今年度から人事として採用にも携わられています。

Q1.1日のスケジュールを教えてくだい

私は管理職として、毎日午前6時15分に出社して12時まで午前の仕事を行い、1時間休憩して午後の仕事を行い、午後6時には退社をしています。従業員の方が出勤される前に運転手への指示など、仕事を円滑に行うための準備をしています。従業員の方は午前7時30分〜45分の出社で、事務の方などは午後5時15分、営業や技術系の方は午後6時前に退社しています。

Q2.コミュニケーションを取る上で心がけていることは?

笑わせること、適当に喋ることです。この「適当」とは、適度に妥当なことを話しつつ、適当に話すという意味です。笑わせすぎても仕事にならないので、笑わせながら最後は真面目に仕事の話をすることが大事です。やはり危険なこともあるお仕事なので厳しい雰囲気になることもあります。だからこそ、和ませることが大事だと思い、笑わせながら適当に話すことを心がけています。そのためには仕事を知っておく必要があるので、早くに出社をしています。

最近見つけた人と仲良くなる方法を見つけたので、実践しますね。

話す時、まず横につきます。そこで距離が近く同じ目線になるので、話を聞いてくれますし仲良くなります。ここでポイントが、肩に手を置くということです。そうすることで、グッと距離が近くなります。この状態で、笑わせたり適当な会話をします。仕事の指示も、向き合って図面を見せてただ話すだけでも伝わらない時があります。話す時に横に立って肩に手を置くという工夫を入れることで、伝わりやすさが断然良くなります。

よしあき:

確かに、普通に面と向かって話されるよりも自分のために言ってくれているという気持ちになり、嬉しかったし自然と話に聞き入っていました。仕事の話もこの状態でしていただけると、単に作業として聞くのではなく、心から話を聞きたいと思って会話することができます。

Q3.「働きがい」を感じる瞬間を教えてください

事故なくみんなが帰ってきた時、無事に工事が終わった時です。帰ってくる時にニコニコしている顔を見る時が1番楽しいです。毎日従業員が帰ってくる時間や、日中に電話がかかってくる時なども事故などがなかったかどきどきします。なので未然の防止をすることがすごく大切で、安全を守るために嫌がられてでもしっかりと伝えたり管理しなくてはいけません。そこでただ真面目に話すのではなく、適度に和ませながら話すことで相手も受け入れてくれます。

Q4.人間関係はどうですか?

私が入社した当初は厳しい雰囲気が強かったですが、今はコミュニケーションも活発になり、聞きたいことはすぐ聞くことができるし、仕事の話もスムーズになり和やかな雰囲気もすごく多くなりました。人事として、自分が楽しみながら周りも楽しめて、しっかりと仕事もできるチームにしようと心がけています。例えば、朝礼では従業員が集まりますが、均等に色々な人に話しかけます。1人の人に話しかけると、話しかけた付近の人たちが会話に入ってきて、コミュニケーションが生まれます。それをいろいろな人に行うと、全体にコミュニケーションが生まれ、雰囲気が和みます。そしてそこから仕事の話に繋がるので、円滑に仕事の会話も進みます。新しく社内イベントを作るとか仲良くするよう呼びかけるとかではなく、毎朝行う朝礼という場所を和ませることで効率的に雰囲気を良くすることができます。

Q5.入社してから仕事に慣れるための施策はありますか?

自分が入社した時は全くなく、自分からどんどん話しかけて仕事を覚えていました。最初は何していいのかが分からないということもたくさんあり、苦労をしました。そしてこのままではいけないと思い、新しく入社する人たちが自分と同じ思いをしないように研修プログラムを作りました。溶接や鋼材のカット、機械の動かし方など基本的なことを実践的に覚えられる3ヶ月間のプログラムです。そして今年入社した従業員に受けてもらったのですが、プログラムが終了した翌月には現場で仕事ができていましたし、現場にいる他の職人さんなどからお褒めの言葉をいただくことも多かったので、導入してよかったと思います。

Q7.自社の魅力を教えてください。

今日ここでどのように来られましたか?どのような道路を通ってきましたか?タイヤが外れるようなガタガタな道路でしたか?綺麗で安全に運転できる道でしたよね。安全に通行できる道を通るというすごく当たり前な生活環境がそこにはあります。それは、私たちの業界が作り上げてきたからです。道路や橋、ビルやマンション、商業施設や病院などが崩れないのは、設計通りに緻密に工事されたからです。そしてその下には「基礎」があります。私たちの会社は、杭工事をメインに基礎をつくる工事をしています。その基礎を通して皆さんの安全を守っているということが誇りでありやりがいです。すごく責任のある仕事だからこそやりがいがあります。弊社は高い技術力で基礎工事を行い、何十年先も潰れないものをつくるという仕事ができることが、魅力です。身近なとことに我々がいると思っていただけると嬉しいです。

感想

終始非常に明るい雰囲気で対応して頂き、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。取材を通して、雰囲気を良くするための取組の工夫を多く知ることが出来ました。コミュニケーションの取り方を実際に体験し、こんなにも感じ方が変わるのだと驚きました。現場で働く方への朝礼の指示が、対話ベースの「笑わせる朝礼」となっており、心を掴む朝礼でした。どうしてもめんどくさい、ダルいと感じてしまう朝礼をやる気を引き出すものに変えてしまうものに昇華したのは凄いと感じました。また、宮崎さんが入社した時までは無かった新入社員の方に向けた新人教育を行い、様々な現場で早期から活躍出来る環境を整えたり、会社負担でどんな資格でも取得でき、取得した資格が現場での仕事の幅を広げると共にお給料に反映させたりするなど、やる気や努力を最大限に無駄にしない仕組みが魅力的でした。普段何気なく使っているアスファルトの道や当たり前に存在する周りの建物やビルが、崩れることなく僕らの生活を支えてくれていることに感謝すると共に、そんな重要な社会インフラの中心を支える仕事をされている方々の責任感と完成までの継続力と熱意を感じることができ、とても感動しました。

投稿者:田中喜朗

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