ワカモノが見る徳島

AWAIRO

令和6年度とくしま若者回帰アンバサダー 青少年講座に参加しました!

2025.02.12

みなさんこんにちは!

2025年1月11日にとくぎんトモニプラザにて開催された青少年講座に、あずみ&はるかが参加してきました!今回は、その様子をお届けします!

今回のイベントのテーマは、若者の地域を超えた連携「つなぐば」です。

徳島県内の様々なエリアの社会人、大学生や高校生、また大阪の大学生など地域や年代を超えて多くの参加者が集まりました。

イベントの様子

①パネルディスカッション:パネリストによるギャップに悩んだ経験のシェア

まずは3名によるパネルディスカッションが行われ、ギャップに悩んだ経験をシェアしていただきました。

今回ご登壇されたのは、

  • 元奈良県葛城市議会議員 梨本洪珪さん

  • 株式会社Fobs代表取締役 西村 耕世さん

  • 一般社団法人遊観代表理事 下之坊 竜治さん

梨本さん

社会人としての一般学生との距離感というテーマで、若者との距離の詰め方や話し方にギャップがあり、関わり方の困難さをシェアしていただきました。

西村さん

行政と仕事をする上で大切なことというテーマで、民間企業として働かれていたため、公平性などを大切にされている行政とのギャップにあり、なかなかお仕事につながらなかった経験をシェアしていただきました。

下之坊さん

自分の虚無な経験というテーマで、下之坊さんが自分が何をしたいかということに悩まれ、周りの人たちの考えやキャリアとのギャップを感じ、このままでいいのかという疑問を抱かれた経験をシェアしていただきました。

最初は自分の経験したギャップがなかなか見つかりませんでしたが、3名の方のお話しを聞くことで似たようなことやそれもギャップになるのかと知ることができ、過去を振り返ってみると私もいくつかのギャップを経験していることに気づくことができました。

②グループディスカッション:自分がギャップに悩んだ経験をシェア

続いては、自分が経験したギャップについて考えました。まずはワークシートに自分がギャップに悩んだ経験を書き、グループ内でシェアしました。

ゼミでの活動や大学内、進路などでのギャップをシェアし、年代や地域、バックグラウンドの違いから様々なギャップがあることを知り、とても面白かったです。

③グループディスカッション:ギャップを乗り越えるためには

グループ内で1人の経験をピックアップし、その経験したギャップの乗り越え方をグループで話し合いました。

難しいと感じたのは、その経験をしたのは自分ではないので、その時にどんな環境にいたか、考えた乗り越え方を実行できる性格なのかなど、わからなかったことです。

当事者に質問も行いながら乗り越え方について話をしていましたが、冷静に物事を判断しようとする人や勢いで乗り越えようとする人など、共感できる考え方もあれば自分と全く違う乗り越え方を話す人もいて、とても面白くて価値観が広がった感覚がありました。

④パネルディスカッション:パネリストの乗り越えた経験についてのシェア

次に、パネリストの方々が、①のパネルディスカッションでシェアしたギャップをどう乗り越えたかをお話ししていただきました。

梨本さんは、

  • 相手の立場になって、相手が聞きたいことか、相手にとって有益なことか考える
  • 割り切って、相手がどう受け止めるかは相手の仕事という考えをもち、一喜一憂しない
  • 気にせずなんでも話す

西村さんは、

  • 仕組みを理解する(相手の立場、仕事、役割などの仕組みを理解する、何を大事にするのかを考える)
  • 人間関係を構築する(自分のことを理解してもらう、相手のことを理解する、相手がどういう課題をもっていてどういうことをめざしているのかを知る)
  • 期待値以上の結果を残す(相手が求めていること以上の結果を出そうと努力するという姿勢が大事)

下之坊さんは、

  • ひたすら自分について追求する(過去の自分から今の自分を見つめ直し、自分のことを話せるようになった)
  • 人に話したり聞いたり、相談する
  • 生活コストを下げて自分にとって本当に大切なことを探す

人によってそれぞれギャップは違いますが、乗り越えた方法を聞いてみると、「相手のことを理解しようとすること」「人に相談すること」「人を気にせず自分の本音を大事にすること」など、意外と共通している点が多いことがわかり、面白かったです。

⑤グループディスカッション:グループメンバー全員のギャップの乗り越え方

自分を含め、グループ全員の経験したギャップの乗り越え方を付箋に書き、その人のワークシートに貼って共有しました。

自分のギャップについて自分では出てこないような考え方を教えてもらい、驚きました。もしそれをやってたらもっとよかったのにと思う一方で、今度似たような経験をしたら実践してみようという考えになりました。

自分だけでは考え方が偏ってしまいがちですが、他の人の意見を聞くことで新しい考え方に出会うことができるので、すごく貴重で価値のある時間だったと感じました。

さらに各グループでこれまでの内容をまとめて発表し、また他のグループの意見からも新しい考え方を聞くことができました、特に今回は、同世代で大阪で活動する学生と話し合うことができたので、地域による考え方の違いもあり、とても面白い発見がありました。

⑥講座のまとめ&振り返り

最後に、本日の講座の内容を振り返りながら、まとめを行いました。

今回の講座の内容がグラフィックレコーダーで画面に共有され、みんなで講座を振り返りました。

視覚的に振り返ることができたので、整理しながら振り返ることができました。非常にわかりやすいとともに、可愛い絵で表現されていたので初めて振り返りが楽しいと感じました。

ぜひ私たちの活動でも取り入れていきたいです。

⑦交流会

最後に、参加者同士で交流を行いました。今日の講座の内容に限らず、大阪の大学生の取り組みや私たちアンバサダー活動の取り組みなど、さまざまな情報交換を行いました。

とても嬉しかったのは、アンバサダー活動に興味を持っていただき、ぜひ今後一緒にやりたいと声をかけてくださったことです。Instagramもフォローしていただいたので、これからも徳島の魅力がより一層伝えられる発信をしていきたいと思います。

これまでは県内の若者や企業、社会人の方とお話しすることが多かったですが、今回徳島県外の学生と交流することができ、外から見た徳島の良さやアンバサダー活動の意義を再確認することができ、本当に充実した時間でした。

講座の感想

あずみ

私が参加したグループでは、主に人との繋がりについての話題を話し合いました。 話を聞いていくと、県外の方から見た田舎は閉鎖的な印象があるようでした。しかし、田舎だから閉鎖的なのではなく、新たなコミュニティに参加するときに相手を知り、受け入れるまでに時間がかかるのと同じ仕組みなのではないかという結論に至りました。 その土地で紡いで来た歴史・伝統を守っているからこそ、外からの意見を全て受け入れることが難しいのだと思います。

この話題から、自己理解と対話の大切さについて深い話が繰り広げられ、あっという間の2時間半でした。

また、名刺交換を通して、多くの方にアンバサダー活動について興味を持ってもらうことができました!「フォロワーが増えても、視聴者との距離が近いアカウントがいい」「アンケート機能とか使ってみて欲しい」というSNS発信に関する面白い意見を頂きました! 視聴者目線のお話を聞くことができたので、今後の発信活動で取り入れていきたいです。

高校生・大学生・社会人が集まって意見を交換する場は、様々な角度から物事を俯瞰するきっかけを与えてくれるため充実した時間でした。今回のご縁がまたどこかで繋がる日を楽しみに活動していきます!

はるか

地域や世代を超えた交流ができ、新鮮でためになりました。

たくさんの方と名刺を交換することができて嬉しかったです。今回学んだことを生かし、地方と都市の連携や企業と教育現場の連携に力を入れたいと思います。

投稿者:田村遥