こんにちは!
皆さんこんにちは!徳島若者回帰アンバサダーの井津元こはるです!今年でアンバサダーを務めて3年目になります☺️
県内外の方に徳島のことをもっと知ってもらえるお手伝いが出来たらなと思います!よろしくお願いします♪
今回は、家事代行、家事コンサルティングの会社を起業された野口由加さんにお話を伺いました!
起業のきっかけ
野口さんは14年間公務員として働いた後、転職すること無く起業されたそうです。その当時、育休が取りやすい仕事が公務員くらいだったことから、安定をとって公務員になったのだとか。では何故、そこから一念発起して起業をしたのかを尋ねると、そこには昔から強く根付いた「風潮」が理由にありました。
それは「子育て、家事は女性がするもの」という風潮です。野口さんの家庭も例外ではなく、加えて仕事もこなしていたため、身体的にかなり辛い状況だったそうです。野口さんのご友人にも、家庭との両立が上手くいかずキャリアを泣く泣く諦める人が何人もいて、「女性が苦労する風潮をどうにかしたい、キャリアを諦めない選択肢を増やしてあげたい」という気持ちが芽生え、都心で主流になりつつある家事代行サービスを地元でしようと考えたのが大きなきっかけでした。現在は家事代行の他に、「子供の預け先が欲しい」というたくさんの利用者の方の声に答え、ベビーシッターのサービスも導入されています。
徳島での起業
「家事代行、ベビーシッターのサービスを徳島の人に説明するところから始まった」と語る野口さん。徳島の人は「家事代行」と言われてもピンとくる人が中々いなかったのだとか。何をするのか、料金はどれくらいか、家政婦と何が違うのか。説明だけに2年もの月日を要したのだと仰っていました。都会に比べ家事代行にお金を払う価値観がない徳島での起業は苦労の連続だったそうです。
徳島で起業するメリット、デメリットについても伺うと、行政のサポートが手厚い一方、若者の減少によるターゲット層の確保のしにくさを挙げられました。多数の無料のセミナーや補助金を貰える徳島は他県よりも起業しやすくなっていて、需要と供給さえ合えばその事業の第一人者になることも可能です。ただ、徳島の人口減少、特に若者の減少が著しく、いかに工夫してターゲット層を獲得するかが課題となっています。
今後の展望
野口さんの会社Time marketは、家事代行が当たり前になることを目標に、全国展開に歩みを進めています。現在は神戸にサービスを広める準備をしているそうです。
「徳島にこんなサービス来て欲しかった!」「家族喧嘩が無くなりました!」と利用者の方に言って貰えることがとても嬉しい、とにこやかに語られました。
今後更なる発展を期待したいですね!
最後に
私たちの質問に分かりやすく丁寧に答えてくださった野口さん。凛とした佇まいで、笑顔がとても素敵な女性でした! 家事代行と聞くと、徳島の人はまだまだ抵抗のある人も居るかもしれませんが、是非気軽に利用して欲しいなと思います! また、徳島で起業しようか迷っている人にとっても、野口さんの功績は大きな勇気に繋がるのではないでしょうか。 野口さん、今回は取材を受けて下さり本当にありがとうございました!