こんにちは!
徳島大学4年の 奥野公瑛(おくのこうえい)です。
徳島の輝く企業PR事業とは?
徳島で住み続けたい・徳島へ移住したいと思ってもできない理由としてよく挙げられるのは、「仕事」の悩みです。
「自分自身のスキルを活かしたい」「柔軟な働き方をしたい」「自由に自分のしたいことに挑戦したい」、そう思っても良い働き場所を見つけることができないと困る人が多いです。
そこで、今年度の「とくしま若者回帰」飛躍プロジェクトでは、若者回帰アンバサダーが徳島県内の企業を訪問し、「働きやすさ」や「働きがい」について直接取材して、徳島の企業の魅力を発信します!
「HIROKA」さんを取材してきました!
今回は、東京に本社を置きながら、鳴門市に開発拠点を置く株式会社「HIROKA(ヒロカ)」に高延と奥野が取材に行ってきました。HIROKAさんのご紹介や、若手社員へインタビューした様子は、こちらの記事をご参照ください!
とくしま企業の魅力PR【HIROKA】さんを取材してきました! ①若手社員編 | 高延 風季 | ワカモノが見る徳島 | 住んでみんで徳島で!
後半となる今回は、Uターン移住をされて働かれている社員の方々へインタビューした内容を、ご紹介します!現在Uターン移住をされてHIROKAのコアメンバーとして勤務されている、後藤良介さんに話を伺ってみました。
Q.Uターンのきっかけを教えてください。
後藤良介さん(37歳・石井町出身 社歴2年半)
「もともと石井町出身で、和歌山大学に進学。院卒後、滋賀の半導体メーカーで5年勤務をしました。30歳でこどもが生まれて、どこかの田舎で暮らしたいと考え、徳島にUターンしました。はじめはウェブ系をやりたいと思い、市内のIT会社に5年間在籍した後、新しい挑戦がしたいと思い、HIROKAを見つけてジョインしました。今は開発チームリーダーとして5人の部下を抱えています。」
Q.前職とHIROKAさん、他県と徳島県を比較して何か違いはありましたか?
「とにかく自由があることですね。企業規模が小さいから自由ということはなく、会社の方針や懐の深さが他の企業にはなく、魅力なのかなとは思いますね。副業もOKなので、自分で別の会社を立ち上げている人もいますね。会社としても心理的安全性を気にかけてくれている会社なので、社歴や年齢を問わず仲良くしているというのは最大の魅力なのかなと感じています。徳島の良さは「人が少ない」という点はあるかなと思っています。滋賀県も都会ではないですが、公園や琵琶湖には人が溢れていてリラックスするのが難しかったですが、徳島だと公園も広く使えるし、鮎喰川で泳げるなど、アウトドアで遊ぶことに関しては徳島は最高の環境ですね。あと、うちで犬を飼っていて、自然の中でペットと一緒にのびのび生活ができるというのは、徳島ならではの魅力ですね。ペットを飼っている人にはよくうらやましがられます(笑)。」
Q.Uターンを検討する人に何かメッセージをいただけますか?
「都会で消耗している感覚があるのであれば、一度徳島に帰ってみるというのも選択肢としてアリですが、一番は挑戦するために帰ってくるというのがいいと思います。徳島は、ビジネス創出の余地が都会と全然桁違いで、余白だらけ、隙間だらけです。仕事がすべてではないですが、新しい挑戦ができる環境が徳島にはあるので、ぜひ自己実現を含めてUターンを検討してもらいたいです。」
Q.最後にHIROKAの代表取締役である山口譲司さんに、どのようにしてこれだけ生き生きと働く組織にできたのかを伺ってみました。
山口さん
「私自身があまり縛られたくないタイプであるということもあり、自由な社風というのは感じてもらえたと思いますし、色んな背景のスタッフがいるということを感じてもらえたんじゃないかなと思います。おもしろいことがしたい類友的なメンバーであることは間違いないですね。でも自由と無秩序は違うと思っていて、働く上では、一致団結した力を出したいと考えています。なので、IT会社ではあるものの、リモートワークではなくリアルでの出社を推奨しています。もちろん環境は整備しているのですが、顔と顔を合わせることでコミュニケーションも円滑になりますし、会話が自然に生み出せるような仕掛けをオフィス中にちりばめるようにしています。」
▲休憩室でゲームをしている様子
Q.社員のみなさんから「自由」「ぬくもりのあるコミュニケーション」「心理的安全性」という言葉を何度も耳にしました。企業側として気を付けている部分はどんな部分ですが?
山口さん
「通常業務でのコミュニケーションとは別に、年に2回程度個別面談を行い、内心を知るような機会は設けていました。スタッフと距離が近いので、先に就職した弟が何も知らない兄を連れてくるみたいなこともありました。(笑)」
「今では社員も増えたので、コアスタッフを中心にケアをしてもらっています。社員全員と1on1ミーティングしているスタッフもおり、コミュニケーションを積極的にとるようにはなっていますね。オフィスのコンセプトもコミュニケーションをとりやすい設計になっていて、全員の顔を見れるようにしています。一番のこだわりは、カフェコーナーでコーヒーを作っている間にスタッフ同士が会話できるように設計しています。」
▲決起会でのオフィス内にあるカフェコーナーの様子
Q.お互いを尊重しあえる組織づくりというのは都会でも珍しいと思いますが、徳島でこのような環境をつくるというのは大変ではなかったですか?
「HIROKAでは、地元採用を積極的に進めています。東京のように人を選りすぐっていくというのは、徳島ではマッチしないと感じていて、徳島にあった空気感・環境を創り出すことが大事で、それがパフォーマンスにも直結していると感じます。私も人間なので完璧ではなく、その分スタッフと一緒に成長する会社にしてきたいなと思います。偉そうにしたくないんですよね。(笑)」
「なので、勉強会という制度を設けていて、それぞれがそれぞれの関心事項やナレッジのシェアをする機会を作っています。私も総務も含め全員でやっているので、IT以外の社会保険やNISAについても自由に発表するようになっています。みんながどんなことをしているのか、何に興味があるのかを知ることも大切なコミュニケーションの一貫というのもありますし、質問力、プレゼン力、ファシリテート能力、応答力を鍛えるきっかけにもしています。」
▲全社会議の様子
Q.最後に徳島へUターンを検討する方へメッセージをお願いします。
山口さん
「徳島にも都会に負けないユニークな会社はたくさんありますし、Uターンされて幸せに暮らしている方、他県出身で移住した人で活躍されている方も多いです。実は私も宮崎から徳島に出てきた人間で、今では地域の方々と一緒に地元のイベントを運営するようになりました。まずは徳島に軽く戻ってみて色んな情報を探してみるといいと思います。IT関連に興味があれば、ぜひHIROKAに遊びに来てくれると嬉しいですね。」
感想
徳島にこんなに働くことにワクワクできる会社があることに驚きました。後藤さんのお話をお聞きし、会社の方針や懐の深さが魅力であるという言葉が印象的でした。確かに若手社員さんの取材でも、働きやすさの1つに「自由でアットホームな環境である」という言葉が出ていたり、取材中も楽しそうに社員さん同士がお話されているのが見受けられたりし、納得しました。
最後に代表の山口さんのお話をお聞きし、社員の皆様を本当に大切にされている様子が伝わってきました。また、山口さん自身が苦手なことやできないことを理解し、社員の方を信頼して任せているというお話をお聞きし、すごく素敵な関係だなと思いました。
徳島にもこんなに魅力的な働き方があることが知れて、取材できて本当によかったです。他にも色々な会社を取材させていただき、魅力に迫っていきたいです。